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今日の稲妻に感動して、頭に思い浮かんだ光景を文章にしてみた。
ヘタリアにまだ出てきていない国とか出しちゃってるけど!!それでもよければどうぞ・・・! 滅多にかかないので、文章が稚拙でアレなんですが、言いたかったことが伝わったらなにより。
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遠くで雷がなっていた。 五月上旬の夕暮れのことである。 「鯉・・・ですか。」 彼女が、天を仰いで呟いた。 見つめる先には、先ほどから強くなってきた風に乗り、力強く泳ぐ鯉幟。 「はい。私の家では、鯉が滝を上り、龍になると。」 最近ではこのような立派な鯉幟を見る機会も減った。 時代が変わったと言えば仕方がないが、少し寂しく感じるのも事実だ。 「龍は、天に昇るのですか?」 他愛もない話のつもりだったのに、興味を引かれたらしい彼女は 色とりどりの鯉たちから目を離し、こちらを振り返った。 「龍が上る・・というか、滝を上ることが出来た鯉が、龍に成ることができたという中国さんの家の話にちなんでいまして。その話から立身出世を願ってあげられるんです。」 小さい頃に、中国さんの膝の上で聞いた話のうちの一つだ。 普段は由来なんて、すっかり忘れていることが多いのだけれど。 「そうなんですね・・・私の家では、龍は降りてくるんです。天から。日本さんとは、逆ですね。」 そういう名の付いた湾が、世界遺産になってるんです。 と、彼女は少し誇らしげに微笑んだ。 降りてくる龍とは、またところ変われば印象も違うものだ。 自分にしては珍しく、驚いたのが顔に出ていたのだろう。 「中国兄さんが攻めてきた時、天より降りてきた龍の親子が破ってくれたんだそうですよ。」 と彼女は由来を解説して、悪戯っぽく笑った。 ふと、兄の顔が頭をよぎった。彼女も同じ事を考えていたのだろうか、二人同時に吹き出した。 海を隔てていた分、彼に純粋に憧れていられた自分と違って、 陸続きの彼女には色々と苦労もあったのだろう。あの次兄もそうだが。 それでも沢山の時を経て、同じアジアの兄弟達だと、今は笑っていられる。 昔とは違った苦労も多いけれど。 ふいに風が、彼女の黒髪を巻き上げた。 先ほどからなり始めた雷は、随分近くまで来ていたようだ。 まもなく雨が降り始めるだろう。雷が連れてきたのだ。 「いつか、あなたの家で、降りてくる龍を見せてくださいね。」 急ぎ足で建物に戻る途中、そうお願いしてみると 「ここでも、降りてくる龍は見られますよ。」 そう言って、彼女は東南の方を指さした。 一層強さを増した風に向かって千切れんばかりに尾ひれを振る鯉たちの向こうに 暗雲が立ちこめていた。 ふいに 暗くなってきた空を引き裂いて、紫の閃光が、空を走った。 光より遅れて数秒後 龍の咆吼が、空へ轟いた。 ******************************** ベトナムいいよベトナム!! 日越国交回復ン十周年のイベントに三年くらい前に参加したんですよ!! ベトナムの人と雨の中盆踊り踊ったりとか超楽しかった・・・。 また行きたいなぁ。。。 ちなみに世界遺産の龍が降りるところはここ。 行ってみたいなよそのくに。 しかし今日の雷は凄かった。 仕事帰りに八岐大蛇みたいな稲妻にあった。 スゲーかっこいいよー。 PR |
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